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次男の就職先


大学4年生の次男だが、就職戦線で頑張っている。いくつかの就職先をマークして会社訪問している。そして、ある会社は筆記試験はパスしたが、面接で落とされたり、あるいは、そもそも書類選考で落とされたりと悲喜こもごもである。

ようやく、ある金融機関から内定をもらったようだ。でも本人は他のメーカーが第一志望であり、あくまでもそこで働きたいとのことだ。第一志望のメーカーが落ちたら、その金融機関への内諾書を提出すると言っている。

金融機関とメーカーとはどちらがいいのだろうか。金融機関は給料はいいが、遅くまで働かさせられるイメージがある。しかも、50代ぐらいで肩たたきが始まる。でも経済に関して勉強になるかもしれない。次男が途中で退職しても、金融機関での社員としてお金のやり取りの経験を積んだならば、転職先は簡単に見つかりそうな気がする。

メーカー勤務ならば、一生そこに勤務することになるだろう。IT企業ならば、転職も容易だろうが、普通の商品を製造する会社ならば、自分の会社の商品に詳しくなっても、つぶしが効かない。つまり転職は難しい。

でもどんな会社がいいのか。大企業でもわからない。東芝みたいに大企業でもこけることがある。業種も分からない。これからの時代、職種全体の見通しが立たないということだ。IT化の進展で、和文タイプ、カメラ屋、レコード店、本屋、出版社、ビデオショップ、などが潰れたり、不況で苦しんでいる。

どの職業に就けばいいのかは神のみぞ知る、という訳だ。次男に願うことは、どんな時代がきても生きていけるスキルを身につけて欲しいことだ。そのスキルとは、IT能力だろう。金融機関もAI化が進んで、窓口業務担当者の多くが不要になると言われている。低金利の時代に金融機関が稼げることは何か。ITと経済に強いコンサルタント的な仕事だろうと思う。金融機関の社員として生き残って行くには、上記の二つのスキル、プラス英語力か。

次男には、金融機関に行くとしたら、金銭に関する実践的な知識を身につけて、サバイバル能力を高めて欲しい。メーカーに行くとしたら、その会社にしがみついて、その会社と心中するくらいの気持ちで頑張って欲しい。

12019 / Pixabay