このところ、能登半島では地震が続いている。とりわけ半島の先端にある珠洲市では震度6というような大きな地震である。私の実家は中能登であるので、やや離れているので、震度は3ぐらいのようであった。
神戸のI君からは、「大丈夫か?」と問い合わせがあった。I君にはいろいろと心配をしてもらい感謝している。それで今週末には実家に戻って調べてみたい。損傷はないのか。あるとすれば、補強工事が必要なのか、金は必要か。いっそ解体して更地にした方がいいのか。でも、更地にすると固定資産税がアップする。などと思いは千々に乱れるのだ。
実家は築50年ほどであり、廃墟というほどではないが、心配な状況ではある。50年前はまだこの地域は活況があった。小さな子どももいた。しかし、ほとんどの商店は閉じてしまい、保育園も10年ぐらい前に閉じてしまった。限界集落という言葉があてはまるだろう。田園地帯ののどかな地域なので、年寄りが老後を過ごすには最適だと言いたいが、近くには医者がないので、高齢者にはとても住みづらいばしょになってしまった。
自分の本音は実家をたたみたいのだが、ただ、先祖が守ってきたこの家を自分の代でつぶすのは申し訳ない気がする。
20年ほど前に結構大きな地震があって、我が家の墓が壊れた。墓の修理に50万円ほど必要と言われたが、簡単な修理をお願いして10万円ぐらいで済んだことがあった。今度家や墓が壊れたらどうしたらいいのか、金銭的には持つのか、考えると頭が痛くなってくる。