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昨日は、雨が降っていたが、今日は天気が良い日だ。ちょっと暑いくらいだ。美濃の国にある、アジサイの山寺で名高い、三光寺を訪問した。
三光寺は、美濃の国の奥にあり、美しい自然に囲まれた山寺である。寺はさほど広くないが、アジサイで有名な寺であり、境内には、約1万株、200品種以上のアジサイがあり、訪問者の目を楽しませてくれる。
三光寺は岐阜県の山県市富永にある。交通の案内だが、名鉄岐阜駅よりバスで50分、自家用車で40分である。高速道路を使うならば、美濃ICか関広見ICより降りて、それぞれ15~20分ほどで到着する。電話番号は0581-52-1054 であるので、車で来られる方は、ナビにこの電話番号を打ち込むとナビが道案内をしてくれる。
毎年、6月初旬から7月初旬にかけて「あじさい祭り」が開催される。今日(6月24日)は私は家内とあじさいを見ようと訪問をした。
ナビの指示に従ってゆく。かなり鄙びたところだが、車が何台も止まっていて三光寺の看板が見える。満車で、我々の車はすぐには入れず、しばらく待つ。駐車場全体は広くはなくて、20台ほどで満車になるだろう。
係りの人から、護摩木を2本渡される。私と家内の分、2本である。護摩木に我らの名前と願いを書いて、寺の受付で奉納するようにと指示される。駐車場の料金は取らないで、代わりに護摩木の奉納(1本が300円だ)をするのだ。
私は願い事の欄には、「健康とある程度の収入」と書いて奉納する。家内は何と書いたのかは知らない。
境内のアジサイを色々と見てみる。そう、様々な種類がある。アジサイの種類として、200種以上が咲き誇っているのだ。花びらの形にいろいろな種類があるので、面白かった。
しばらくすると、護摩の祈祷会が始まった。寺の庭に木の枝が高く積まれている。その周りに10人ぐらいの僧が並ぶ。まず、山伏の格好をした僧がなにやら唱える。それを受けて、黄色い僧衣を着た僧が「ほら」を吹く。「ほら」は重苦しい、それでいて重厚で、この場の儀式にふさわしいものであった。
次に弓矢を持った僧が四方へ向かって矢を放つ。矢だが、鏃は尖っておらず、手かげんしながら矢を放つ。見物人の所に落ちると、人々は縁起物として争って手に入れようとする。破魔矢のような役割をするようだ。
次は、いよいよ火つけの儀式だ。火を積まれた木の枝の下から差し込む。煙が出てくる。生木が多いので、次第に煙が強まってくる。庭いっぱいに煙が広がるのだ。その時は、並んだ僧侶たちは、鈴を鳴らしながら、一斉に御経を唱える。真言宗の流派のようだ。
無事に終了した後は、我らは駐車場に戻る。この日は暑い日であった。太陽の日差しが強いのだが、境内は大きな木が多くて、心地よい日陰となっていた。