岐阜大仏

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日本三大大仏

岐阜大仏はあまり知られていないかもしれません。実は日本三大大仏と言われています。つまり、奈良の東大寺の大仏、鎌倉の大仏と並び称されるのです。岐阜バスに乗って、駅から10分ほどの「岐阜公園・歴史博物館前」で下車します。それから、歩いて5分ほどです。古ぼけた建物が見えてきます。

岐阜大仏

横から撮影する。

歴史

建立の経緯としては、江戸時代の寛政の頃にさかのぼります。正法寺の第11代惟中和尚は大地震や大飢饉に非常に心を痛めていました。そして、これらの災害で亡くなった人々を供養するために、大釈迦如来像の建立をはかったのです。

岐阜大仏は日本一大きい乾漆仏と言われています。乾漆仏とは、その構造が次のようになっています。木材で骨格を組み、竹材を編んで仏像の形を形成しています。この竹材の上に粘土をぬります。そして、一切経、阿弥陀経、法華経、観音経等の経典が書かれた美濃和紙を張り付けます。そしてその上に漆を塗って、金箔を貼ります。

惟中和尚は1791年(寛政3年)頃から、大仏に貼り付ける経典を集めだしました。しかし、なかなか集められなかったのです。それで、各地を托鉢して一生懸命に集めたのです。そして、そのかいあって、1800年には堂が完成します。その時には大仏の頭部のみが完成していました。そしてついに1815年(文化12年)、惟中和尚は志の半ばで亡くなります。

暫く中断したが、第12代肯宗和尚はその後を継ぎ、引き継いで13年後の1832年(天保3年)、遂に大釈迦如来像は完成したのです。

現在、何を私たちに語りかけるか

私が訪問した当日は、訪問者は私だけでした。入場料は200円との値段でした。静かな建物内に鎮座する仏像、何かを私たちに語りかけるようでした。耳を澄まして、仏像が語りかけるメッセージを捕らえてみましょう。

割引サービス

なお、金華山のロープウエイを上る予定の人は、ここでその旨を述べるといいでしょう。100円割引になるパンフレットをいただけます。